「貴方へ」

貴方に始めてあったときは特に何も思わなかった。
まさか、『破壊者』の家族だなんて夢にも思わなくて。

あの時、遺跡で言われた言葉が今の俺に重くのしかかる。
俺は、自分の感情に任せて『破壊者』を罵った。
貴方は、どんな思いでそれを受け止めていたのだろう。
俺だったら、きっと激昂していた。

貴方はあの時、きっと誰よりも辛かった。
家族を失って、貴方の周りに見えた闇は貴方の心の闇なのだろう。
一体、どんな思いで。
俺たちに、貴方はメッセージを与えてくれたのだろう。

貴方の優しさに感謝します。

そして願わくば、貴方の前途が優しさに満ちていることを。

[投稿者様コメント]
きっとヒロインの優しさに気づけたから。
次に会うときは優しい再会だといいですね。