[恋華]

そんな 背中を見たくなかったのに
空気の薄い夜景に紛れて
君の瞳からも星がこぼれてくる

物言わぬ石 睨み付けるように
世界を揺らす風に紛れて
僕の耳まで震える声響いてくる

君の華 散りしは宵の星となり

そんな 愛情を知りたくなかったのに
闇の中ソレを求めるように
君の腕星の瞬く海へ伸ばされる

冷たい銀色 握り締めて
暖めてそれこそ祈るように
僕の肢その空間には踏み出せない

君の華 散りしは宵の星となり

そんな 愛情を知りたくなかったのに
闇の中ソレを求めるように
僕の心その海深くへ封ざれる

君の華 散りしは宵の星となり
僕が想 自ら意思に手折られる

君の華 散りしも猶その根は深く

僕が華 散り逝く前に枯れ果てる

[投稿者様コメント]
ヒロインの恋の相手は手折られてしまったけれど、恋という根は深く、
永遠にヒロインの中にあるだろう…という。
要はテッドを永遠に愛してます…!という意味で、ルック側は、
自分のこの想いは最早叶うことはないのだろうという。
告げる前に自ら手折る。
んー…判りづらい詩ですいません。