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珍・学園無双〜外伝〜


〜今の所……・2〜






待ちにまった(約二名)週末。

朝っぱらからテンション上がりまくりの小喬は、過去最高記録をたたき出す程のオシャレぶりを発揮した。



待ち合わせ場所は校門前だったので、小喬はルンルンで向かった。

校門前につくと、すでに到着していたのか、周瑜先生が愛車に乗って、彼女に手を振った。

小喬もそれにつられて、「キャ〜〜〜〜☆」と奇声を上げながら、ブンブン手を振り返す。



「おはよう、小喬君」

「周先生おはよ〜〜!」



手に招かれ助手車に乗ると、周瑜先生は優しく、にこやかに微笑んだ。

小喬もニコニコ顔で、シートベルトを閉める。



「今日すっごい楽しみにしてたんだよ〜!」

「そうか。私も楽しみにしていたぞ」



華の笑顔を見せられて、周瑜先生も思わず本音が出る。

えへへ☆と笑う彼女の笑みには、流石の周瑜先生のポーカーフェイスも崩れ落ちる。



「ところで、お姉ちゃん達は〜?」

「あぁ、そうだったな」



待ち合わせ場所に一向に現れない姉カップルに、小喬は『まだかな?』と首を傾げる。

そんな彼女の子供っぽい行動ですら、周瑜先生の心はメロメロだった。



すると、ケータイにメールが入った。

誰からだ?と、折りたたみ式のケータイを開く。

メールは孫策からで、内容はこうだった。



『お〜っす!オラ孫策!!(←古いかぁ?大喬に「古い」って言われたぜ〜)俺達(←俺と大喬な!)急に用事が出来ちまって、行けなくなっちったぜ〜。悪ぃな!!』



周瑜先生は、溜め息をつきながら、ケータイを閉じた。

そして、『誰からだろ?』と自分を見つめている小喬へ視線をやる。



「誰からだったの〜?」

「伯符からだ。二人とも急に用事が出来たらしくて、来れないそうだ」

「え〜〜〜☆」



孫策からのメールを見せると、小喬は怒るどころか、嬉しそうだった。

それに疑問を感じ、聞いてみる。



「何故嬉しそうな顔をしている?」

「え〜だって〜〜。周先生と二人っきりで遊べるって事でしょ〜?すっごい嬉しいんだもん☆」



その彼女の言葉に、周瑜先生の頬が思わず緩む。



多分、孫策は、自分達二人で出掛けた先で、知り合いに会った時の為の『口実』と『言い訳』を作ってくれたのだろう。

先日小喬に誘われて断わろうとしたのも、周瑜先生にとっては?教師と生徒″という事がネックになっていた。

それを、孫策と大喬が加わる事により、例え他の教員や生徒に見られたとしても、『先生も交えて遊びに行った』と言い訳が出来る。

更に、先程の孫策のメールによって、『元々4人で行く予定だったが、彼等に用事が出来てしまい、2人で遊ぶ事になった』という証拠になるのだ。



「ふっ…………借りが出来たな」

「え?どしたの〜?」

「いや、何でもない」



孫策の気遣いに苦笑しながら彼が呟くと、小喬は首を傾げた。

それに笑顔を返して、周瑜先生は、ハンドルを握った。



「小喬君、何所に行きたい?」

「え〜、んっとね〜…………」







今の所 私達は こんな感じ。